それは、自分にかけられた呪いを解く旅

音楽で成長することは、もしかしたら

**「今まで自分にかけてきた呪いを解くこと」**

なのかもしれない。

「この曲はこうだからかっこいい」

「このジャンルはこうじゃないと」

音楽を知り学ぶうちに、

そんな“決めつけ”を知らないうちに自分で作っていたのかもしれない。

テクノは4つ打ち。

サイケデリックトランスはベースが跳ねてる。

ハウスは爽やかで気持ちいいノリ。

コンプレッサーはこうかけて、音が変わりすぎないように注意する。

そうやって正しいと思う情報を探し、

たくさん知識をつけてきたけど。

蓄積された知識は、同時に

自分の判断を縛るものにもなる。

👂 耳が育つ瞬間

モニタースピーカーの音も最初は

「これが本当にいいの?」って疑ってた。

でも使っていくうちに、

クセのないフラットな音の魅力に気づく。

「今まで自分が“普通”と思っていた音は、実はそうじゃ無かったのかも」

そう思ったら、

モニタースピーカーの音はどんどん良くなり、

普通のスピーカーの音が、

しょぼく聞こえるようになってきた。

人間は不思議だ。

でも、変わったのは音じゃ無い。

変わったのは自分だ。

DAWのプリセット音源もそう。

なんの加工もされてないから、

最初はしょぼい音だなと思っていたけれど、

経験を積むとクリアでスッキリした、インパクトのある“そのまま”の良さが見えるようになってきた。

なんだ、いい音は元々あったんじゃん。

自分が気づいてなかっただけで。

#

Comments are closed