僕の本を読んでくれて、
ありがとう。
この本には、僕の好きなものや、
学んだ事が散りばめられている。
これが君にとっても、
良いものになるといいな。
突然だけど、
君は運命を信じる?
多分――信じてないだろうね。笑
僕も、信じてなかった。
でも、
僕の父親が、
僕の誕生日に亡くなってから、
「運命はない」
――そうは、言えなくなってしまった。
あるとも言えないけど、
もう、無いとも言えない。
そんなバカな、そう思ったが。
そんなバカなことが、世の中にはあるんだ。
本当に。
信じられないけど――
そんな世界で生きてる。
この世界に生まれたことは、
ただの偶然ではないのかもしれない。
それからだ。
僕が、
僕の人生を、
以前より深く考えるようになったのは。
なぜ生まれたのか。
何のために行動するのか。
――生きる意味。
自分が本当にしたいこと?
そんなことを考え始めていること自体が、
もしかしたら僕の「運命」なのかもしれない。
僕の家系は全く音楽は関係ないんだけど、
父は子供の頃からレコードを聞いていたり。
歌がうまかったり。
老後も楽器に挑戦したりしていたが。
この世界は何かに挑戦し、
経験するためにあるらしい。
前世で、成し得なかった事を。
成し得なかった人たちが、
経験するために。
仕組んだのは、神か。
それとも――自分自身か。
それとも、『ナンシェ』?
わからないけれど。
始めた頃の意味は失われ、
僕がしていることに何の意味があるのか、
もう、わからなくなってしまったが。
それでも続けるしかないみたいだ。
確かに、
この人生は
成すべき事が何か
あるのかもしれない…
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