音楽が本当に好きになった話

僕は音楽が好きだ。

毎日音楽を聴いて、趣味でも作ってるんだから、これで好きじゃなかったら意味わかんないけど笑

多分、好きなんだと思う。

みんなも、好きになると「もっと知りたい」って思わない?

僕はそう思って、音楽を始めた。

それまでは、なんとなくかっこいいから、とか、目立ちたいとか思ってギターを買ったりしたけど。

全然続かなかった。

そういうものなのかもしれない。

好きになって、作る側を体験すると、だんだん音楽の嫌なところも見えてくる。

最初はしょぼい音しか出せないとか。聴く環境で音が変わったり。関連する分野が多すぎて、勉強も大変。お金もかかる。

僕は音楽に多くを求めてた。

仲間とか、名声とか、かっこよさとか、目立ちたいとか。

でも本当は、そんなこと音楽には何の関係もない。

音楽だって、そんなものを求められても困る。

音は音だ。

それ以上でも、それ以下でもない。

なんだかんだで続けていくうちに、そういうものが少しずつ削ぎ落とされて、素直な気持ちになってくる。

そうすると、音も素直になってくる。

まるで人間みたいだ。

良いところも、嫌なところもあって、でも離れたいとは思わない。

でも――好きになるって、そういうことじゃないかな。

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